ご挨拶


第26回日本脳神経モニタリング学会
会長 田中 雄一郎
(聖マリアンナ医科大学脳神経外科教授)
この度、第26回日本脳神経モニタリング学会を井上荘一郎副会長(聖マリアンナ医科大学麻酔科教授)と共に2020年7月4日に日本光電本社1号館(新宿区西落合)で開催させて頂きます。聖マリアンナ医科大学脳神経外科にとり大変光栄であると共に、重い責任を感じております。これまで、本学の関野宏明先生(1998年)と橋本卓夫先生(2009年)が会長を務めさせて頂いたこともあり当教室にとり縁の深い学会です。本学会は1995年に「頸静脈洞酸素飽和度(SjO2)研究会」として創始され、「日本脳代謝モニタリング研究会」と「日本脳代謝モニタリング学会」を経て、2010年に「日本脳神経モニタリング学会」と改称されました。当初は脳循環代謝を中心とした議論の場でありましたが、近年では神経生理学的モニタリング、頭蓋内圧、脳循環代謝など、脳と神経に関する幅広いモニタリング全般についての発表や議論を交わす会になっています。
この四半世紀に脳神経モニタリングは著しく進歩し、現在ではモニタリングなしに、脳外科手術・脊椎脊髄外科手術・大血管手術などを安全に行うことが不可能な時代になりました。術中ないし周術期の脳神経モニタリングで早期に異常を覚知し、非可逆的神経損傷に至る前に適切な対処を加え神経合併症を回避することが求められます。
第26回を迎える本学術集会においては、テーマを「歴史・工夫・ピットフォール」といたしました。本学会が創設され四半世紀が過ぎ、過去の歴史を振り返ることも大切と考えました。また皆さまが培ってきた脳神経モニタリングの工夫、そして避けるべきピットフォールについてもその経験を共有して頂きたく思います。一般講演やシンポジウムに加え、教育講演、特別講演、ランチョンセミナーを企画しました。オリンピック直前の東京で熱い議論が交わされることを期待します。多数のご参加と多くの演題応募をお待ち申し上げます。